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白馬岳~唐松岳・美しい山 [登山]

2019/08/12の夜明け前、白馬岳山頂から東の空を眺め[目]ました。
4.0夜明け前.JPG

ちょっと雲が多めですがまずまずのご来光[晴れ]でした。
4.1ご来光.JPG

空が急に明るくなりました[ぴかぴか(新しい)]
4.2白馬岳山頂.JPG

頂上宿舎に戻り朝食を済ませて稜線に上がると、端正な白馬岳が見送って[手(パー)]くれていました。
4.3出発.JPG

雲海[曇り]が見事でした。
4.4雲海.JPG

杓子岳~鑓ヶ岳の稜線に向かいます。
4.6杓子岳~鑓ヶ岳.JPG

コマクサが咲いてました。さすがに高山植物の女王、砂礫の中で気品[ぴかぴか(新しい)]を保ってます。
4.8コマクサ.JPG

杓子岳の登りに差し掛かるところでライチョウに出会えました[わーい(嬉しい顔)] 親子連れで何羽もいました。
4.9ライチョウ.JPG

何かを警戒[ちっ(怒った顔)]するような一羽もいました。そして先に進むとショッキングな光景が・・・猿が2頭[がく~(落胆した顔)]下の方に居たのでした。「猿がライチョウを襲っている」というニュースは本当でした。無事に生き延びてくれますように・・・。
5.0警戒するライチョウ.JPG

また見慣れない花が・・・調べてみるとイワツメクサでした。
5.1イワツメクサ.JPG

杓子岳はトラバースルートで巻いてしまいました。
5.3鑓ヶ岳へ.JPG

鑓ヶ岳は登りました[位置情報]
5.5白馬鑓ヶ岳.JPG

これから歩く長い稜線[あせあせ(飛び散る汗)]を眺めました。
5.6これから歩く稜線.JPG

剱岳を眺めながら下りていきました。
5.7剱岳を眺めながら.JPG

振り返ると白い鑓ヶ岳が聳えていました。こんなに美しい山だったとは・・・[るんるん]
5.8鑓ヶ岳は白かった.JPG

天狗山荘近くはお花畑になっていました。ウサギギクです。
5.9ウサギギク.JPG

チングルマやウルップソウその他の花の群落が見事でした[グッド(上向き矢印)]
この山行で楽しみにしていたのが天狗山荘の水場です。?十年前は冷たさにびっくりしながらがぶ飲みした記憶があります。今回も500mlを一気に飲み干しました。ただし冷たさが足りない気がしたのは、期待が大きすぎたのかもしれません。なお天狗山荘は積雪で一部倒壊してしまい新棟を建設中でした。
6.0天狗山荘近くのお花畑.JPG

もう一つ楽しみにしていたのがシナノキンバイです。注意して見ていましたが一輪も見つけられませんでした。ちょっと遅かった[ふらふら]ようです。ミヤマキンポウゲはあちこちに咲いてました。
6.3ミヤマキンポウゲ.JPG

天狗の頭に着きました。ここに長身のロシア人が2人、休んでいました。聞きなれない言葉に耳を傾けていると、「テングサンソー[家]」と言って話しかけてきました。明日は仕事なので今日中に下山するとの事でした。鑓温泉から猿倉への下山路を教えて少し国際親善をしました。
6.5天狗の頭.JPG

天狗尾根を下っていくとソロの山ガールが登ってきました。五竜から来たそうです。『頑張ってください』とエール[手(グー)]を送りました(しまった、最終目的地を聞けばよかった。もしかして栂海新道を歩くのでは・・・)。
6.6天狗尾根.JPG

唐松岳が見えてきました。手前に見えるのが不帰2峰でしょう(後で調べました)。
6.7唐松岳へ.JPG

その前に天狗の大下りを下らなければいけません。鎖場が連続[がく~(落胆した顔)]していました。
6.8天狗の大下り.JPG

鎖場が終わると白ザレの急坂を下りました[右斜め下]
7.0ザレを下って最低鞍部に.JPG

いよいよ不気味なガスに覆われた不帰嶮です。何か飛んでますね、虫かなぁ~。
7.1最低鞍部から不帰の険へ.JPG

ガスが晴れるとこんな感じ、意外と傾斜はなさそうです。途中で出会った方と挨拶を交わしながら登っていきました[右斜め上]
7.2不帰険.JPG

こんな所や
7.3登る.JPG

あんな所がありました。
7.5梯子.JPG

マツムシソウが咲いていました。岩場に咲くと孤高の花[かわいい]という感じです。
7.6マツムシソウ.JPG

やっと不帰2峰に着きました。北峰ですからこの先に南峰もありました。
7.72峰.JPG

さらに3峰を経て暮色迫るころ唐松岳に到着しました[位置情報] 唐松山荘まで下って今日の山行を終えました。疲れました[あせあせ(飛び散る汗)]
7.9唐松岳.JPG

今回歩いたルートです。お天気に恵まれました。ご来光から絶景の稜線、ライチョウや人との出会い、そして天狗の大下りから不帰険と盛沢山でした。さらに色んな花も癒してくれました。これだけ充実した歩きはこの山域ならではでしょう。3000m級の稜線はほんとに美しいと思いました。
心配なのはライチョウです。猿が街中に現れるニュースはたまに目にしますが、実は高山にも生息域を広げています。猿は群れで行動しますからライチョウを襲うのが習性になったら大変なことになります。人間が持ち込む食料のゴミを目当てにしてとの説もあります。ゴミ持ち帰りは常識ですが思わぬところで猿を呼び寄せる行動をしていないか、考えなければいけないと思いました。

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コメント 14

g_g

コマクサは株が大きく長らく綺麗な花が咲いていたのでしょうね。
天気に恵まれこれだけの景観というか展望が素晴らしく行った気分で
楽しませて頂きました。
by g_g (2019-08-25 09:04) 

drumusuko

すばらしい山行ですね~!
花々もまだしっかり咲いているし、展望もいいし、うらやましいくらいです。でもライチョウの件、本当に気がかりですね!!
by drumusuko (2019-08-25 16:03) 

tochimochi

皆さん、niceやコメントありがとうございます。

g_gさん
大きな株でした。
仰る通り長く咲いていたのでしょう。
この先には小さな株の群落もありました。
とにかく展望が素晴らしかったです。
そして歩き甲斐もありました。

drumusukoさん
久々に素晴らしい展望の歩きでした。
花もしっかり(この時期はそう言うのですね^^)咲いてました。
シナノキンバイは残念でしたが・・・。
ライチョウは気掛かりです。
自分でできることが無いのが残念です。


by tochimochi (2019-08-25 20:05) 

Jetstream

白馬岳山頂でのご来光と眺めが素晴らしい、天空のかっこいい山頂ですね。北へ進まれるかとも思いましたが不帰嶮、難コースですが軽々クリアされましたね。ここから八方? 五竜? とにかく眺めいい稜線が続きますね。!(^^)!
by Jetstream (2019-08-25 21:38) 

tochimochi

白馬岳はかっこいい山ですね。
ここでご来光を眺められて良かったです。
唐松岳への稜線も素晴らしい眺めでした。
不帰嶮の登りは快適でしたが、全体的に時間がかかり過ぎました。
ちょっとコースタイムを甘く見ていたようです。

by tochimochi (2019-08-25 22:24) 

のら人

不帰・・・こんな恐ろしい岩場は御免蒙ります。^^
さて、更にこの後は五龍そして八峰キレットへと邁進するのでしょうか?楽しみです。
by のら人 (2019-08-26 06:21) 

mimimomo

こんばんは^^
羨ましいなぁ~ 凄いところ、結局行ける体力も実力も備わらないまま山人生終わり(-。-
風景景色が素晴らしい~ため息が出ます。
by mimimomo (2019-08-26 20:54) 

tochimochi

のら人さん
いえいえ、ご承知でしょうが快適でした。
でも時間がかかり過ぎました。
この後はどうしようかと考えちゃいました ^^;

mimimomoさん
なかなか行けないところなので思い切って行ってみました。
3000m級の稜線の眺めは素晴らしかったです。
不帰嶮は鎖が付いてますので慎重にいけば大丈夫です。
でも低山でも楽しめる山は多いです。
のんびり歩いてみてください。


by tochimochi (2019-08-26 22:01) 

はるか

不帰嶮 凄いです。

見ていると行けるかもしれないと思ってしまいますが、
実際の高度感はきっと物凄いのでしょうね。

友人が以前から「行ってみたい」と言っていますが、
高所が苦手な私は「唐松岳でお待ちしていますよ。」と、決して一緒にとは言えません。

その友人にtochimochiさんのブログに写真がいっぱい掲載されていることを知らせました。

by はるか (2019-08-27 10:02) 

michi

白馬から唐松。懐かしく見せていただきました。途中の天狗の頭で見た夕陽、不帰の嶮、五竜山頂のブロッケンの像・・・など思い出しました。たくさんの花を見てこられたのですね。
by michi (2019-08-27 10:28) 

nousagi

するっと蓮華温泉のほうにでも縦走と思いきや
唐松に行っちゃったんですね。
まだまだ次があるのでしょうか。
ライチョウ、私も心配です。
自然は厳しいですね。
by nousagi (2019-08-27 15:48) 

伊閣蝶

何といっても駒草の群生です!
これには目を奪われました。
私の卒業した高校の校章がコマクサだったこともあり、特別な愛情がありますので。
それにしても、猿がライチョウを襲っているのですか。
狐にやられる話はよく聞きますが、猿までとは。
無事に逃げてほしいと心から願います。

後立山の素晴らしい縦走の始まりですね。
ワクワクしながら続編をお待ちしております。
by 伊閣蝶 (2019-08-27 16:55) 

tochimochi

はるかさん
不帰嶮は鎖がありますから慎重にいけば問題はありません。
さらに登りですから高度感もあまり感じません ^^;
下りは鎖にぶら下がって下りれば楽かも・・・。
ぜひご一緒してあげてください。
御友人に紹介ありがとうございます。
この稜線は眺めも素晴らしかったです。

michiさん
やはりここも歩かれていましたか。
素晴らしい稜線ですよね。
花も楽しませてくれましたがシナノキンバイが見れなかったのが心残りでした。


by tochimochi (2019-08-27 20:53) 

tochimochi

nousagiさん
蓮華温泉もいいですね。
でも戻るのが大変なので南下しました。
そんなには歩けませんよ、疲れました。
ライチョウは心配ですね。
温暖化も関係してると思います。

伊閣蝶さん
コマクサにはそういう感情がありましたか。
この稜線には広い範囲で群生が見られました。
砂礫のオアシスのようでした。
猿がライチョウを襲っているというニュースは2015年にTVや雑誌で記事になりました。
目の前でその状況を見ると危機感が現実のものとなりました。
ほんとに無事に生き延びて欲しいです。


by tochimochi (2019-08-27 21:03) 

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