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備前楯山周回・足尾のシンボルツリー [登山]

今年は天候不順が続き高山の紅葉は見逃してしまいました。何処がいいかと考えているうちに、昨年も歩いた足尾の備前楯山周回コースを思いつき[ひらめき]ました。

2021/10/23の朝、切幹の庚申山石碑から出発しました。
1.0ここから取り付き.JPG

凄い急登です[がく~(落胆した顔)] わずかな手掛かりを頼りに登って行きました[パンチ]
1.2急斜面.JPG

陽光が差し込んで苔が輝いてました[ぴかぴか(新しい)]
1.4苔が美しい.JPG

三角点「中才」を過ぎて暫く登り詰めると水山に着きました[位置情報]
2.0水山.JPG

作業小屋[家]がありました。備前楯山は足尾銅山本体の山です。銅採掘が盛んだったころの遺構です。
2.2作業小屋跡.JPG

鉄塔の傍に牧場のような草原がありました。時間があればゆっくり[喫茶店]したいところですが、そうもいきません。
2.4草原.JPG

こんな遺構も有りました。索道のための支柱と思います。碍子も落ちていました。傍らには色づきも見られるようになり、期待してしまいました[るんるん]
2.6遺構.JPG

奥水山に着きました[位置情報] ここには遺構の多い有越山からの登路も有ります。
2.8奥水山.JPG

三吉転がしを過ぎて黒岩の岩場を登って行きました。
3.2黒岩.JPG

備前楯山と備後楯山が見えてきました。あいにく雲が広がってしまいました[ふらふら]
3.4備前楯山と備後楯山.JPG

備後楯山は何もない山頂ですが少し色づきが見られました[ぴかぴか(新しい)]
3.6備後楯山.JPG

備前楯山に着くとアカヤシオの葉が枯れてました[バッド(下向き矢印)]
3.8備前楯山.JPG

山頂に居た方と山談義に花が咲いてしまいました。百名山を目指しているそうです。先ほどは時雨れていたそうです。少しすると180度の虹が見えてきました[グッド(上向き矢印)]
4.0虹.JPG

ガスっていた中倉山も明るくなって孤高のブナが見えてきました[目]
4.2孤高のブナ.JPG

備後楯山に戻って東尾根を下っていくと石垣山が目の前です[手(パー)]
4.4石垣山.JPG

備前楯山を振り返ると・・・あれ~[exclamation&question]葉が落ちてくすんでいます。
4.6紅葉はさえない.JPG

昨年はこんな紅葉が見られたのですから明らかにおかしいです[ちっ(怒った顔)]
3.6紅葉の備前楯山.JPG

[曇り]を被った男体山には雪が着いていました。
4.8日光の山々.JPG

石垣山からヤブを越えて金龍山に向かう尾根を下りていきました[右斜め下]
5.6金龍山.JPG

登り口は脆い岩稜です。
5.8脆い岩.JPG

こんな感じで急登していきます[右斜め上] かなり堪えました[あせあせ(飛び散る汗)]
6.0きつい登り.JPG

振り返ると青と白のコントラストの中に孤高のブナが浮かんでいました。俄然テンションが上がりました[どんっ(衝撃)]
6.2ブナがくっきり.JPG

金龍山に着きました。きつい登りが続いてほっとする風景です[わーい(嬉しい顔)]
6.4金龍山.JPG

簀子橋堆積場がきれいに見渡せるところに来ました。備前楯山が中央に聳えて達成感が湧いてきました[手(チョキ)] 下りの尾根では腰痛が気になりましたが、何とか通洞駅まで下りました。さらに足尾の寂しい街並みを見ながら切幹まで歩いて周回コースを終了しました。
6.6簀子橋堆積場.JPG

今回歩いたルートです。期待していた紅葉は遅れているというよりは葉が色づく前に枯れてしまったような感じでした。残暑が続いて急に寒気が入ったせいかもしれません。キノコも全く見当たりませんでした。
備前楯山ではガスってしまいましたが、180度の虹に感激しました。孤高のブナも霧を纏った姿と晴天の姿を見ることが出来ました。遠くに有りてこそ孤高、まさしく足尾のシンボルツリーでした。
金龍山は998mのプチ高山ですが、鉱毒と厳しい自然が創り上げた稜線はダイナミックで登り甲斐のある山との思いを新たにしました。
備前楯山.jpg
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ぼの

備前盾山、中々のアトラクション豊かな山ですね。
歴史遺構なんかもあって見どころ満載。
こういった低山、大好きです。是非登ってみたいです。
それにしても今年の秋はないのか!と思うほどもう冬っぽい装いになってきましたね。
岐阜と長野の境の北や中央アルプスももう雪化粧です。

by ぼの (2021-10-26 23:23) 

のら人

キノコが無くて非常に残念でしたねぇ。^^;
尾根筋は雨と水はけと気温により発生状況が繊細に変化しますから、渡良瀬川上流沢沿いの倒木への木材腐朽菌狙いが多分安定した成果をもたらすかも知れません。^^
by のら人 (2021-10-27 06:40) 

tochimochi

皆さん、niceやコメントありがとうございます。

ぼのさん
アトラクションと言うか、見どころは多い山です。足尾銅山の遺構ですから悲しい歴史も辿ることが出来ます。
低山でありながら高山気分を味わえるいい所と思っています。
そうですよね、今年は秋が無かったように感じます。紅葉も見損ないました。
男体山も雪が着いてましたから、北アも中アも雪景色でしょうね。

のら人さん
師匠に自慢したかったのですが、キノコは残念でした。
>尾根筋は雨と水はけと気温により発生状況が繊細に変化
ですか、こちらの山はそう行けませんので近場の里山で探してみます。

by tochimochi (2021-10-27 14:18) 

Jetstream

以前の記事でも拝見しましたが、バリで変化があって面白そうなコースですね。難所も多そうですし距離も長く踏破感は十分と察しますがtochimochiさんにとっては丁度いい感じでしょう。紅葉の山も眺めるにはいいですが、落葉した後の枯れ木の山を歩くのが好きです。銀山平からの一般道でもいいから歩いてみたいですね、とてもいい温泉もありますし。足尾の近辺にはいい山がありますね。

by Jetstream (2021-10-27 17:32) 

伊閣蝶

足尾の備前楯山周回コース、歴史を感じさせる静かなコースだなと、昨年拝見した折も感じておりました。
紅葉とキノコは残念でしたが、まずまずのお天気の中、雪の男体山もご覧になれて収穫の多い山行であられたことと思います。
晩秋の山はこれからが本番ですね。
by 伊閣蝶 (2021-10-27 17:32) 

tochimochi

Jetstreamさん
以前の記事を覚えていただいてうれしいです。ほんとに変化があって面白いコースです。長い歩きの最後に金龍山の登りではヘロヘロになりました ^^;
今回は紅葉狩りに行ったので残念な結果となりましたが、虹やブナが見られてそれなりの達成感はありました。
この山は船石峠からのルートでも十分楽しめます。銀山平の温泉は私も入ったことがありますがいい所ですね。
仰る通り、足尾近辺はいい山が多くて気に入ってます。

伊閣蝶さん
昨年の記事を覚えていただいてうれしいです。
仰る通り、足尾銅山の歴史が窺える静かなコースです。
紅葉とキノコは残念でしたが、虹やブナが見られてそれなりの達成感はありました。男体山も思いの外着雪していました。
晩秋の山はこれからですね。里山の紅葉狩りを楽しみたいと思っています。
by tochimochi (2021-10-27 20:02) 

drumusuko

結構な距離の登山で、しかも急斜面もありで、なかなか厳しそうな山ですね。紅葉は福島の方も今一つで、特にモミジの赤が見られません。今年は無理かもしれませんね~。陽光と苔の写真、いいですね^^。
by drumusuko (2021-10-30 10:52) 

ネオ・アッキー

コメントありがとう御座いました。 ご心配おかけ致しましたが、再開することにしましたので、よろしくお願い致します。
by ネオ・アッキー (2021-10-31 15:13) 

tochimochi

drumusukoさん
距離も有りますが変化のある山で楽しめました。心残りはきのこと紅葉です。
輝く苔の岩もきれいでした。
福島も紅葉は今一つですか。やはり長引いた残暑と急激な寒気が影響しているのかもしれませんね。

ネオ・アッキーさん
再開されましたか、安心しました。
これからもよろしくお願い致します。
by tochimochi (2021-10-31 19:27) 

nousagi

嫌というほどの距離を歩かれてますね。(^^;)
それにしても、孤高のブナは良く見えますね。
本当にシンボルツリーですね。
その頑張りに、ジーンときます。
by nousagi (2021-10-31 20:46) 

michi

備前楯山、昨年との違いがはっきりとしてますね。やっぱり
秋は紅葉が欲しいところですね。紅葉前線の通過が早かったのかな!
今日からブログ再開です。
by michi (2021-11-01 14:56) 

tochimochi

nousagiさん
>嫌というほどの距離を歩かれてますね。(^^;)
車道歩きも長いので実はそれほどではありません ^^;
孤高のブナはこの山からよく見えました。霧の中に浮かび上がる姿から晴天をバックの姿と楽しませてくれました。
金龍山のきつい登りから眺めると感激でシンボルツリーと言う言葉が浮かんできました。

michiさん
紅葉が見られなかったのは残念でした。昨年との違いがくっきりでした。紅葉前線と言うより赤くなる前に枯れてしまったようです。
by tochimochi (2021-11-01 20:47) 

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