薄葉沢・里美の涼

今年の関東地方の梅雨明けは6/27と異常に早いものでした。それから猛暑が続いて、里山は歩く気になれません。涼を求めて里美の薄葉沢での沢登りを計画しました。

2002/07/02の朝、薄葉沢ハイキングコース入り口から出発しました


立派なハイキングコースを10分ほど歩いてから入渓しました。


今回の足ごしらえです。今まで履いていたハイパーVは岩角で擦れるとアッパーが傷みやすいです　ホールド性も考えて新調することにしました。


初めて水の中に足を入れるとヒヤッとしますが、すぐ涼しさが快感になりました


塩の草の滝が見えてきました。ちょっと取り付けそうもありません


左の大岩の間を越えました


薬研の滝はゴジラの背を登っていきました。


見事なユキノシタが風にそよいでいました


小滝ですが落ち口まで行くのは難しそうです。果敢に挑戦してドボンショットが撮れました。無理せず左から巻いて越えました。


次がハイライト２段の薄葉沢の滝です。傾斜の緩い１段目はシャワーで越えていきました。


２段目は傾斜がきついですが、ホールドは豊富なので快適に越えられました




穏やかな流れとなりました。ふと見るとアキアカネが飛んでいました　この時期は高山で避暑しているはずですが、ここは涼しいので快適に暮らしていけるのでしょう。


水線沿いをばちゃばちゃと歩いていきました。涼しいね～の声が漏れてきました。




小ゴルジュにも巻道がついていて安心して歩けます


また穏やかになりました


滑り滝です。この形状から以前は指又の滝と言われていたと記憶しています。


膝上までの渡渉もありました


ここはアッパガ淵、左からへつって滝下まで行きました


奥の滝でハングにトライしました


見事クリア、パチパチ


笠石の滝が見えるとハイキングコースがすぐ傍に出てきます。ここで終点としました


少し歩いていくと笠石集落の休耕田が広がっていました。


日陰の休憩スポットがありました。ゆっくりランチしました。その後ハイキングコースを歩いて戻りました。


今回歩いたルートです。涼しい歩きを満喫できました。滝も小滝ばかりですが、水線沿いに登ると結構楽しめます。落ちてもドボンで済みますから、果敢にチャレンジする方もいました。

早い梅雨明けの原因として以下のように説明されています。
6月の下旬から南シナ海の対流活動が活発になったことで太平洋高気圧の勢力が平年よりも強くなりました。また、偏西風の流れが平年よりも北に位置し、日本付近で北に蛇行していることで太平洋高気圧が日本付近へと張り出すようになりました。そのため例年より梅雨前線が北へと押し上げられて早い梅雨明けとなりました。
さらに大陸育ちのチベット高気圧も日本付近へ張り出して猛暑にもなりました。
これらの気象条件の変化には地球温暖化が大きな要因を占めていると思います。対策には一刻の猶予もないのに、ロシアのウクライナ侵略によってまた悪化に拍車をかけています。地球には未来が無いと思えて仕方がありません。

コメント 14

お早うございます、黄梅院とユキノシタの花に
コメントを有難うございました。
夏の沢登は気持ち良さそうです(^^♪
by tarou (2022-07-08 06:35) 

お！丁度自分も沢初めを終えた所です。＾＾
先輩の泳ぎとかドボンが見たいのですが・・・。
by のら人 (2022-07-08 08:53) 

なにより、涼しそうでいいです。適度なハングもあったりして…。
世の中、戦争にかこつけて原発や火発に依存する流れができ始めています。なんだか、文明があと戻っりしているようで嫌な雰囲気ですね。
by asa (2022-07-08 11:12) 

皆さん、niceやコメントありがとうございます。

tarouさん
猛暑でしたから涼しくて気持ち良かったです。
里山の沢ですが、意外と楽しめました。

のら人さん
やはり暑さに耐えかねて出かけられましたか。
私は石橋を叩いて渡らない歩きです。
泳ぎ、ドボン、飛んでもないです＾＾；

asaさん
猛暑でしたから涼しくて気持ち良かったです。
小滝ですから気楽にチャレンジもしたくなります。
＞戦争にかこつけて原発や火発に依存する流れができ始めています。なんだか、文明があと戻っりしているようで嫌な雰囲気ですね。
文明は後戻りしますが、地球環境は後戻り出来ません。このままでは滅亡してしまうのでは、と危惧しています。
by asa
by tochimochi (2022-07-08 19:52) 

こんな時期の沢登り、いいですね。見ているだけで“涼”を貰いました。元気が出そうです。
中旬に尾瀬燧ヶ岳を計画してきたんですが、この暑さで迷ってます。
by michi (2022-07-09 11:21) 

清涼感あふれる沢の記事に胸が躍りました。
皆さん、本当に楽しそうですね。
ハイパーV、私も沢登りに使いましたが、想像以上にフリクションが効き、快適でした。
そのまま登山道も歩けるので本当に重宝ですね。
ただ、私は安物を買ってしまったので、何度か使うと靴の先の方が剥がれてきたりして参りましたが。
by 伊閣蝶 (2022-07-09 17:40) 

michiさん
この日も猛暑でしたが、それを忘れる快適な歩きでした。涼んでいただけて何よりです。
尾瀬燧ヶ岳なら標高も高いので暑さを凌げると思います。
ぜひお出かけしてきてください。

伊閣蝶さん
この日も猛暑でしたが、それを忘れる快適な歩きでした。
皆さん、暑さに参ってましたので楽しんでました。
やはりハイパーVをお使いでしたか、フリクション効きますよね＾＾
登山道も歩けるので確かに重宝してました。
ところが2足目は、一回履いただけでアッパーの痛みが気になって沢靴にしてしまいました。作りが華奢になったのかもしれません。

by tochimochi (2022-07-09 21:00) 

皆さん、果敢に攻めてますね。(^^)
涼しいのは確かですね。
この人数だとどう歩いても楽しそうです。(^^)
by nousagi (2022-07-10 10:09) 

nousagiさん
この沢も一緒に登りましたよね。
小滝ばかりなので皆さん楽しみながら攻めてました。
この日も猛暑でしたが、涼しさを満喫して喜んでました。

by tochimochi (2022-07-10 19:40) 

なかなか素晴らしい沢登りで涼しそうですし、また楽しそうですね～。
やはり数人で行くと、とても楽しいですよね～＾＾。ドボンしても大丈夫なコースのようですので、何となく安心感がありますね。ユノシタも咲いていて、充実した沢登りでしたね～(^^♪。
by drumusuko (2022-07-11 16:57) 

drumusukoさん
この日も猛暑でしたが、それを忘れる快適な歩きでした。
小滝ばかりなのでドボンしても安心です。仲間と行くと盛り上がりました。ユキノシタが爽やかに揺れているのも癒しになりました。

by tochimochi (2022-07-11 20:42) 

暑い毎日ですね。
新しい渓流シューズでのジャバジャバ、涼しそうです。
こういう楽しみ方が出来るのは羨ましいです。ドボンはいいんですが(笑)　脚の保持力が意外に弱いんで止めてます。沢を知ったるtochimochiさんならではの領域と楽しみ方ですね。沢はパーティーで出かけたほうが安心ですね。
こういった沢遡行とポロシリのような渡渉とは趣がことなりますが、極めればそれぞれに面白いでしょう。
by Jetstream (2022-07-21 17:29) 

Jetstreamさん
新しいシューズは快適でした。ぬめった岩でもしっかりホールドしてくれました。Jetさんも簡単な沢ならジャバジャバ歩かれたら楽しめると思います。
確かに単独では不安が大きいと思います。仲間がいると行動も積極的になれます。
幌尻岳の渡渉はどんな物か分かりませんが沢歩きという点では同じと思います。機会があればぜひお出かけください。

by tochimochi (2022-07-26 20:19) 

こちらへのご来訪ありがとうございます。昔の山男どころか現役バリバリの山男ですね！小生は昔、少し沢登りを経験したことがある程度で貴殿のように本格的な方は大いに尊敬です。これからも沢登りの記事を楽しみです。カーペンターズも大好きでしたか！もしよろしければ洋楽記事にも蘊蓄コメントを楽しみにしております。小生の場合は、一般記事（旅・登山）と洋楽記事を20日ごとに交互に更新しております。貴殿HPをお気に入り登録させて頂きましたので、今後登山や旅情報、洋楽コメント交換などのお付き合いよろしくお願いいたします。
by ローリングウエスト (2022-08-01 13:50)