上山ハイキングコース・オレンジの錦秋 [登山]
前回まで奥久慈の男体山から月居山周辺の紅葉を訪ね歩いてきました。今回は篭岩山や明山のある上山ハイキングコース周辺を歩いてみることにしました。
2021/11/29の朝、佐中から出発しました。湯沢沿いに歩いて不動滝傍に立つ不動明王に安全登山の祈願をしました。
ここから篭岩への急坂道を登って行きました
篭岩です。集塊岩が長年の風雨によってえぐられ、ちょうど籠の目のように見える事から名づけられています。
その先の展望台からは国体コースの猩々岩が望まれました。紅葉はほぼ終わってます
日光連山が霞んで見えました。男体山は真っ白です
尾根に上がると目を奪われました ここは上山集落の上になります。
葉が緑色に見えるのはクロロフィル(葉緑素)が含まれているからです。秋になり日照時間が短くなるとクロロフィルが分解されますが、これは葉の老化反応と考えられています。
葉の赤色は色素「アントシアン」に由来します。アントシアンは春から夏にかけての葉には存在せず、老化の過程で新たに作られます。アントシアニンはクロロフィルやカロテノイドを分解する際に、光の害から植物の体を守る働きを持っています。
ハイキングコースを歩いて行きました。ここの紅葉はオレンジ系です。黄色から黄緑が重なってきらめいてました
やはりダンコウバイは輝きが違います
葉の黄色は色素「カロテノイド」によります。カロテノイド色素系のキサントフィル類は若葉の頃から葉に含まれますが、春から夏にかけては葉緑素の影響により視認はできません。秋に葉のクロロフィルが分解することにより、目につくようになります。カロテノイド色素も光による害から植物を守るために機能しています。
青空に葉の一枚一枚までくっきりでした
竜神川の途中まで下りてみましたが枯れたような色合いですっきりしません。引き返して明山手前の展望岩に上がってみました。篭岩山から中武生山もすっかり終わっていました
明山もすっきりしたシルエット風でした
その先に見事な景色が広がっていました
一際輝いてました
ここは来週あたりが見頃になるのでしょう。
上山の錦秋道を堪能して町道に下りました。町道を歩いて篭岩に戻り、急坂を鎖に頼りながら下りて戻りました
某所で見かけました。ニガクリタケではないと思いました。ナラタケの類でしょうか。
此方はムキタケと思います。山のフカヒレとも呼ばれているようです。ムキタケうどんにしてみたら食感が抜群でした。
今回歩いたルートです。月居山周辺と上山周辺では紅葉の色合いが違って、また感動を新たにしました。明るいオレンジ系は華やかな感じで、ここでも足が止まりがちでした。展望岩で眺めた山々はすっかり落葉して寂しい限り、紅葉狩り山行を言い訳にピークは踏みませんでした。でも篭岩からの下りは緊張しました。今までは鎖に頼らないようにしていましたが、安全第一と考えるようになりました。先頃からの腰痛、肩痛により、守りの心理が強くなってきたようです。
2021/11/29の朝、佐中から出発しました。湯沢沿いに歩いて不動滝傍に立つ不動明王に安全登山の祈願をしました。
ここから篭岩への急坂道を登って行きました
篭岩です。集塊岩が長年の風雨によってえぐられ、ちょうど籠の目のように見える事から名づけられています。
その先の展望台からは国体コースの猩々岩が望まれました。紅葉はほぼ終わってます
日光連山が霞んで見えました。男体山は真っ白です
尾根に上がると目を奪われました ここは上山集落の上になります。
葉が緑色に見えるのはクロロフィル(葉緑素)が含まれているからです。秋になり日照時間が短くなるとクロロフィルが分解されますが、これは葉の老化反応と考えられています。
葉の赤色は色素「アントシアン」に由来します。アントシアンは春から夏にかけての葉には存在せず、老化の過程で新たに作られます。アントシアニンはクロロフィルやカロテノイドを分解する際に、光の害から植物の体を守る働きを持っています。
ハイキングコースを歩いて行きました。ここの紅葉はオレンジ系です。黄色から黄緑が重なってきらめいてました
やはりダンコウバイは輝きが違います
葉の黄色は色素「カロテノイド」によります。カロテノイド色素系のキサントフィル類は若葉の頃から葉に含まれますが、春から夏にかけては葉緑素の影響により視認はできません。秋に葉のクロロフィルが分解することにより、目につくようになります。カロテノイド色素も光による害から植物を守るために機能しています。
青空に葉の一枚一枚までくっきりでした
竜神川の途中まで下りてみましたが枯れたような色合いですっきりしません。引き返して明山手前の展望岩に上がってみました。篭岩山から中武生山もすっかり終わっていました
明山もすっきりしたシルエット風でした
その先に見事な景色が広がっていました
一際輝いてました
ここは来週あたりが見頃になるのでしょう。
上山の錦秋道を堪能して町道に下りました。町道を歩いて篭岩に戻り、急坂を鎖に頼りながら下りて戻りました
某所で見かけました。ニガクリタケではないと思いました。ナラタケの類でしょうか。
此方はムキタケと思います。山のフカヒレとも呼ばれているようです。ムキタケうどんにしてみたら食感が抜群でした。
今回歩いたルートです。月居山周辺と上山周辺では紅葉の色合いが違って、また感動を新たにしました。明るいオレンジ系は華やかな感じで、ここでも足が止まりがちでした。展望岩で眺めた山々はすっかり落葉して寂しい限り、紅葉狩り山行を言い訳にピークは踏みませんでした。でも篭岩からの下りは緊張しました。今までは鎖に頼らないようにしていましたが、安全第一と考えるようになりました。先頃からの腰痛、肩痛により、守りの心理が強くなってきたようです。
2021-12-07 15:12
nice!(27)
コメント(12)
今は紅葉が綺麗なハイキングコース、良いですね(^^)v
by tarou (2021-12-07 17:36)
見事なナラタケですね。
ツバが無ければナラタケモドキ。
ムキタケといい美味しいキノコを収穫してますね。^^
by のら人 (2021-12-07 20:45)
皆さん、niceやコメントありがとうございます。
tarouさん
ここはハイキングコースと言いながら面白い歩きが楽しめます。紅葉の時期はさらに良いですね。
のら人さん
やはりナラタケですか。不明だったので採りませんでした、残念です。
ムキタケは美味しいですよね、汁物には絶品と思いました。
by tochimochi (2021-12-07 21:22)
上山ハイキングコース、何よりも紅葉が素晴らしいですね~^^。
篭岩、確かに目に見えますが、下の梯子?の長さがすごいですね~。
紅葉の原理も勉強になりました。腰痛、肩痛、お大事になさって下さい。
by drumusuko (2021-12-08 11:14)
見事な紅葉が待っていましたね。篭岩はハシゴ鎖もある難所、変化に富んだコースのようですが、ボトムラインは安全第一ですね。私もたまにはチャレンジしたい気持ちはまだあるのですが、現実としては安易に流れます。標高の高い山はもう冬景色ですね。
by Jetstream (2021-12-08 11:54)
見事な紅葉に目を奪われました。
早く膝を治して山に出かけたいと切実に思った次第です。
ナラタケとムキタケも見事なものです。
コースもバリエーション豊かで面白そうです。
by 伊閣蝶 (2021-12-08 17:14)
こんばんは、最乗寺(結界門・三面殿 周辺の紅葉)に
コメントを有難うございました。
フォトムービーご覧頂き有難うございます。
by tarou (2021-12-08 20:19)
drumusukoさん
ここはハイキングコースと言いながら面白い歩きが楽しめます。紅葉も素晴らしいものでした。
篭岩の梯子は細くて長いです。これで上がると揺れてスリルも有りますが、展望もいいです。
紅葉は私もよく分らなかったので調べてみました。参考になって何よりです。
関節痛は治りが遅いですね。と言うより慢性かもしれません。
Jetstreamさん
ここはハイキングコースと言いながら面白い歩きが楽しめます。素晴らしい紅葉も待っていてくれて感動しました。
篭岩までは鎖が付いた急登になります。登りはともかく下りは緊張します。梯子は揺れますが安心です。
怪我することは避けなければいけません。安易と言われようとも安全第一ですね。
標高の高い山もリスクが有りますね。冬もこの辺の里山を歩こうと思ってます。易に流れます。
伊閣蝶さん
ここはハイキングコースと言いながら面白い歩きが楽しめます。素晴らしい紅葉も待っていてくれて感動しました。
まだ膝は思わしくありませんか。私も関節痛を抱えてますが、騙し騙し歩いてます。
ナラタケは採りませんでしたがムキタケうどんを楽しみました。
by tochimochi (2021-12-08 20:35)
やはり里山の方がアクロバティックな道、多いですね。
僕もどちらかというと低山派なので、このような登山道好きです。
しかし岩に風穴?が開いたところ、凄いですね。綺麗に二つも♩
晩秋とはいえ(というかもう冬ですが…)、紅葉も素晴らしいし、楽しい山歩きができましたね。
by ぼの (2021-12-08 23:57)
w(゚o゚)w オオー!
見ごたえある紅葉の海でしたね。
こういうところを歩いていると疲れを感じませんね。
まあ、私の場合、後からどっと来ますけど。(^^;)
by nousagi (2021-12-09 18:22)
ぼのさん
アクロバティックと言うか、変化のある歩きを楽しめます。
篭岩への登りはけっこう急坂で、里山といえど侮れません ^^;
写真の穴はほんの一部です。ボコボコに開いてます。
この時期の紅葉は里山ならではですね。谷筋は見事に色づいてました。
nousagiさん
>見ごたえある紅葉の海でしたね。
まさに紅葉の海でした。見とれてしまって足が進まないのですが、それなりに疲れました ^^;
関節鵜が続いて思うような歩きも出来ませんでした。
by tochimochi (2021-12-09 21:07)
“ニガクリタケ”・・・これは、私もナラタケと思いました(よく見ないとわかりませんが)。こちらでは“ナラモタシ”と呼んでいます。このキノコは美味しいキノコです。
by michi (2021-12-16 10:54)