子持山・岩稜ハイク [登山]
群馬県の沼田市と渋川市との境界に子持山が有ります。標高は1296mですが休火山です。火山活動を始めたのは第四期の中頃(50から60万年前)です。獅子岩(大黒岩)と呼ばれる火山岩頸を中心に長い間噴火をくりかえし、噴火した溶岩や火山礫などが積み重なって富士山型の成層火山が作られました。
噴火活動をやめてから長い年月が経過しているので、火山岩頸や岩脈など火山の内部を直接見ることができます。
獅子岩にはクライミングルートも有るということで見物方々ハイキングを計画しました。
2023/10/12の朝、渋川より子持神社を過ぎ、7号橋から出発しました。ハイキング組は6名、クライミング組は2名です。
このすぐ先に子持神社奥の院が有ります。
間もなく屏風岩が正面に見えてきました。凄い迫力ですがここは登攀禁止です。
滑りやすい木道を過ぎると沢沿いの道に入ります。水はほとんど流れていませんが大岩が多くて歩きにくいです
暫く登ると道標が有りました。「この先危険」に進み、クライミングルートを見学することにしました。
彷徨う事数分、やっと見つけました。先行パーティが取付いてますが難しそうでした。左上の岩峰が獅子岩です
健闘を祈ってクライミング組とはここで別れます 獅子岩基部をトラバースして一般道に合流、獅子岩山頂に向かって登っていきました
梯子と鎖を伝って・・・
山頂に着きました
突端からは岩脈があちこちに見られました
子持山へ向かって登っていきますが、尾根の色付きはまだまだです。左端に見えるピークが柳木ヶ峰です。
途中で振り返りました。なるほど鬣付きの獅子岩です
アブラツツジだけ紅葉してました
柳木ヶ峰に着きました。展望のない小ピークです。ここから左に分岐して周回コースを取ることもできます。
子持山近くは傾斜もきつくなり、岩場も出てきました 途中で小学生たちのグループと出会いました。学校登山で沼田側から登って来たそうです
やっと子持山に着きましたが樹林で展望が有りません
ちょうど女子2人が天文台方面から登ってきました。地元の方たちにはいろんな方面から登れる山でもあります。
東側からは雲が多いながら日光から足尾までの山並みが見えました 手前の右端には赤城山の一部が見えてます。
北側は全く展望が有りません
少し西に寄ると万太郎山から谷川岳までの連山が何とか見えました
ランチ休憩した後下山していきました。
こんな岩場を越えてきたことを忘れていました
獅子岩から左の尾根ルートに分岐して下りて行くと、右上方に展望岩が見えました。あそこに行くとクライミングルートが見えたかもしれません。後の祭りです
1002mピークにはマイクロウェーブの電波反射板が有りました。しかし何の電波を反射しているのか・・・
尾根沿いに歩いて6号橋まで下りていきます。登りとは違って歩きやすい道でした そこから車道を登り返して7号橋に戻りました。
待っているとクライミング組も無事完登して下りてきました
途中で見かけました。
アキチョウジです。中部以西に自生し、関東で自生するのはセキヤノアキチョウジだそうです。
葉の幅が広いことからセキヤノアキチョウジで間違いなさそうです。
オヤマボクチです。アザミ類ですが、ゴボウによく似た大きな葉を持ちます。山菜として「ヤマゴボウ」とも称されます。ホクチ(火口)とは火打ち石から出る火花を移しとる綿毛のことで、この葉の裏にある綿毛がこれに使わたからだそうです。
黄金のキノコを見つけました。粉が付いてないのでコガネタケとは違います。
それにしても食のキノコはさっぱりでした。
今回歩いたルートです。休火山だけに岩稜も多く、獅子岩と子持山頂近くでは変化のある歩きを楽しめました。獅子岩の鎖場は傾斜もきつくて少々苦労しました。その間をつなぐのは穏やかな道でハイキングも楽しめました。紅葉は早いと思っていましたが展望は期待していました。しかし樹林に遮られた上に雲が多くてやや残念な結果でした
クライミング組に話を聞くと予想外に難しく、時間がかかったそうです。2人はエキスパートだっただけに、これも予想外でした。
噴火活動をやめてから長い年月が経過しているので、火山岩頸や岩脈など火山の内部を直接見ることができます。
獅子岩にはクライミングルートも有るということで見物方々ハイキングを計画しました。
2023/10/12の朝、渋川より子持神社を過ぎ、7号橋から出発しました。ハイキング組は6名、クライミング組は2名です。
このすぐ先に子持神社奥の院が有ります。
間もなく屏風岩が正面に見えてきました。凄い迫力ですがここは登攀禁止です。
滑りやすい木道を過ぎると沢沿いの道に入ります。水はほとんど流れていませんが大岩が多くて歩きにくいです
暫く登ると道標が有りました。「この先危険」に進み、クライミングルートを見学することにしました。
彷徨う事数分、やっと見つけました。先行パーティが取付いてますが難しそうでした。左上の岩峰が獅子岩です
健闘を祈ってクライミング組とはここで別れます 獅子岩基部をトラバースして一般道に合流、獅子岩山頂に向かって登っていきました
梯子と鎖を伝って・・・
山頂に着きました
突端からは岩脈があちこちに見られました
子持山へ向かって登っていきますが、尾根の色付きはまだまだです。左端に見えるピークが柳木ヶ峰です。
途中で振り返りました。なるほど鬣付きの獅子岩です
アブラツツジだけ紅葉してました
柳木ヶ峰に着きました。展望のない小ピークです。ここから左に分岐して周回コースを取ることもできます。
子持山近くは傾斜もきつくなり、岩場も出てきました 途中で小学生たちのグループと出会いました。学校登山で沼田側から登って来たそうです
やっと子持山に着きましたが樹林で展望が有りません
ちょうど女子2人が天文台方面から登ってきました。地元の方たちにはいろんな方面から登れる山でもあります。
東側からは雲が多いながら日光から足尾までの山並みが見えました 手前の右端には赤城山の一部が見えてます。
北側は全く展望が有りません
少し西に寄ると万太郎山から谷川岳までの連山が何とか見えました
ランチ休憩した後下山していきました。
こんな岩場を越えてきたことを忘れていました
獅子岩から左の尾根ルートに分岐して下りて行くと、右上方に展望岩が見えました。あそこに行くとクライミングルートが見えたかもしれません。後の祭りです
1002mピークにはマイクロウェーブの電波反射板が有りました。しかし何の電波を反射しているのか・・・
尾根沿いに歩いて6号橋まで下りていきます。登りとは違って歩きやすい道でした そこから車道を登り返して7号橋に戻りました。
待っているとクライミング組も無事完登して下りてきました
途中で見かけました。
アキチョウジです。中部以西に自生し、関東で自生するのはセキヤノアキチョウジだそうです。
葉の幅が広いことからセキヤノアキチョウジで間違いなさそうです。
オヤマボクチです。アザミ類ですが、ゴボウによく似た大きな葉を持ちます。山菜として「ヤマゴボウ」とも称されます。ホクチ(火口)とは火打ち石から出る火花を移しとる綿毛のことで、この葉の裏にある綿毛がこれに使わたからだそうです。
黄金のキノコを見つけました。粉が付いてないのでコガネタケとは違います。
それにしても食のキノコはさっぱりでした。
今回歩いたルートです。休火山だけに岩稜も多く、獅子岩と子持山頂近くでは変化のある歩きを楽しめました。獅子岩の鎖場は傾斜もきつくて少々苦労しました。その間をつなぐのは穏やかな道でハイキングも楽しめました。紅葉は早いと思っていましたが展望は期待していました。しかし樹林に遮られた上に雲が多くてやや残念な結果でした
クライミング組に話を聞くと予想外に難しく、時間がかかったそうです。2人はエキスパートだっただけに、これも予想外でした。
2023-10-15 14:15
nice!(22)
コメント(13)
今回は上州の山でしたか!
良い山ですねぇ。キノコは無かったようですが、今年は遅れていますのでこれから期待ですよ! 写真のキノコがツバと壺があれば、天狗系ですかね。諦めずに、頑張ってくださいな。^^
by のら人 (2023-10-15 20:31)
お早うございます、鳥取駅にコメントを
有難うございました。
鳥取砂丘と大山があり好きなところです。
ようやく秋らしくなり、ハイキング・クライミングに
最高な季節ですね。いつも写真で山の景色を楽しませて
頂いてます。
有難うございます。
by tarou (2023-10-16 11:16)
皆さん、niceやコメントありがとうございます。
のら人さん
たまには地元の山を離れるのもいいですね。
やはり遅れていますか、でも師匠のようにシロが有るわけではないので行き当たりばったりです。
何とか見つけたいですね。
tarouさん
鳥取砂丘と大山も有りましたね。
中々いけないので写真を楽しみにしています。
秋らしい気候になってきましたね。
涼しく歩けるのは有り難いです。
これから紅葉の時期に入りますが地元の山ではまだまだです。
またお楽しみください。
by tochimochi (2023-10-16 21:13)
こんばんは、関越道からよく見える子持山はずっと登ってみたい山でしたが、機会もなく過ぎました。
こうして山行記事を拝見できたのは幸いです。!(^^)!イメージができました。
CTはなんとかリミット内ですが、脚力減退の我が身には、急登岩場鎖場はキツそうです。寒暖差で不調、朝早出は厳しいです。閑のはずですが、なぜか自分がつくった雑事に追われてるだけ幸いです。
オヤマボクチ、珍花ですね。
by Jetstream (2023-10-16 21:25)
Jetstreamさん
子持山はご存じでしたか。
行程も短く獅子岩からの展望がいいのでお勧めの山です。
寒暖差も大きくなりましたが、まだ暖かいです。
鎖場も短いですからトライしてみてはいかがでしょうか。
お忙しい毎日は大変ですね。
私は腰痛に加えて膝痛も抱えるようになってきました。
by tochimochi (2023-10-17 21:16)
岩の基部でハーネスとか着けると思っていたのですが登山口から装備装着して出発するのですね。
ハングしているのと岩の風化とかあって登攀は難しかったのでしょうか。それともルートファインディングが難しかったのか。
それと、山岳同定はなかなか難しいけれど、とても楽しいですよね。
by U3 (2023-10-18 07:30)
U3さん
>岩の基部でハーネス
アプローチが短い時は登山口から付けていっちゃいます。
取付きが狭い不安定な場所だとやりにくいですから。
クライミング組に聞いてみると見かけよりもだいぶ厳しかったようです。
ルートファインディングはボルトをたどっていきますからそれほどでもありません。
知っている山が見つからないと山座同定は難しいです。
私は写真とカシミール3Dのカシバードの比較で行っています。
このツールはすごく便利です。
by tochimochi (2023-10-18 15:05)
そうでしたか。山座同定にはカシミール3Dを使っているのですね。
カシミールはかなり前から知っていますが、今は相当進化しているのでしょうね。
by U3 (2023-10-18 21:53)
U3さん
歴史のあるアプリですから知っている方も多いでしょうね。
機能的にはあまり進化は感じませんがカシバードの展望図は特筆ものです。
本記事の展望図もカシバードを使って作成しています。
by tochimochi (2023-10-20 17:21)
子持山、そろそろ紅葉もよさそうだし、
久しぶりに行ってみたいなと思っていたところでした。
アブラツツジの赤、きれいですね。
by nousagi (2023-10-21 21:05)
nousagiさん
子持山は行ったことあるんですね。
そろそろ紅葉してくるでしょう。
アブラツツジは先駆けて真っ赤でした。
不思議ですね。
by tochimochi (2023-10-22 19:57)
子持山は一度登ってみたい山です。関越道から新潟帰省で往復する際に形のいい名峰に見とれます。この週末は寒波が入り、かなり冷えこみましたが、おおむね全国的に秋晴れでいい日が続きました!つい3週間前は残暑が続いていたのに劇的な季節移ろいの早さに驚きますね。お仲間とよき時間を過ごされて何より!平地の本格的な紅葉はまだ先ですが、爽やかな青空のもとで深まりつつある秋を楽しんでいきたいものです。急激な寒暖差になかなか体がついていけませんがお体ご自愛ください。
by ローリングウエスト (2023-10-23 06:42)
ローリングウエストさん
子持山はご存じでしたか。
変化があっていい山です。機会が有れば登ってみてください。
季節はいつの間にか秋に入っていますね。
この標高では紅葉には早いですが、各地で紅葉の便りを目にします。
このところ体調不良に陥ってます。
もう少し待って低山の紅葉を楽しみたいと思っています。
by tochimochi (2023-10-25 20:39)